犬のお手入れ
犬が歯磨きを嫌がる理由は?口まわりから少しずつ慣らす方法
もふもふ🐾日和 編集部
2026/9/6
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歯ブラシを出すと逃げる、口に触れようとすると顔を背ける。そんな愛犬を見ると「きれいにしてあげたいのに」と困ってしまいますよね。
歯磨きが苦手な理由は一つではありません。触られることへの不安、過去の嫌な経験、道具の感触のほか、口の痛みが隠れていることもあります。
まずは無理なくできる段階を探し、触る・道具を見る・歯に当てる練習を分けて進めましょう。噛むおそれがある場合は自宅で押し切らず、獣医師へ相談してください。
歯磨きを嫌がる理由を分けて考えよう

口まわりへのタッチが苦手なのか、ブラシを見ただけで避けるのか、歯に当てると嫌がるのかを観察します。苦手になる場面が違えば、戻る練習の段階も変わります。
嫌がるたびに道具だけを買い替えるより、まず「どこまでなら落ち着いていられるか」を知ることが役立ちます。触れずに見せるだけで終える日があっても大丈夫です。
強く押さえつけず、離れられる余地をつくる

体や口を強く固定して終わらせると、次回の警戒につながることがあります。すべりにくい床に座り、犬が落ち着く姿勢で短く練習しましょう。
家族みんなで囲んだり、逃げた犬を追いかけたりせず、普段から世話をしている大人が穏やかに対応します。うなる・噛もうとする場合は距離を取り、手を近づけ続けないでください。
急に嫌がるようになったら痛みの確認を優先

以前はできていたのに急に拒む場合や、口臭、出血、よだれ、食べにくさがある場合は、口の病気や痛みが関係している可能性があります。
歯ぐきが炎症を起こした状態でこすると痛みにつながります。慣らし方を工夫する前に診察を受け、家庭のケアを再開してよいか確認しましょう。参考:AAHAのホームケア指針。
練習前に、静かな場所とごほうびを用意

テレビの音や人の出入りが少なく、飼い主さんも落ち着ける場所を選びます。ごほうびは少量のいつものフードや、愛犬が喜ぶ声かけなどでかまいません。
一度の練習を長くせず、「できたら手を離してよいことがある」という流れを分かりやすくします。食べ物を使うときは、一日の食事量や食事制限の範囲で調整してください。
ステップ1|頬や口の外側に一瞬触れる

最初は歯ブラシを持たず、頬の毛や口の外側へそっと触れてすぐ離します。平気でいられたらほめて終了し、同じ短い練習を繰り返しましょう。
顔を背ける場合は触れる時間を短くするか、肩など、より受け入れやすい場所へ戻ります。触れる前から逃げるときは、手を近づけるだけで終えても構いません。
ステップ2|唇を少し持ち上げてすぐ戻す

口の外側へのタッチが平気になったら、唇を少しだけ持ち上げて戻します。歯を全部見ようとせず、見えやすい歯が1本見える程度から始めます。
この段階では、みがくことより触られることへの安心感を優先します。口を大きく開けさせたり、長く見続けたりせず、短い成功を積み重ねましょう。
ステップ3|歯ブラシを見せる・においを確かめる

歯ブラシを口へ直行させず、犬が落ち着いて見られる距離で持ちます。自分からにおいを確かめる様子があれば、そのまま短く終えます。
歯ブラシをかじらせて遊ばせる練習は避けます。道具を見たら逃げる犬には、離れた場所にある状態から始め、犬の様子を見て少しずつ距離を調整してください。
ステップ4|犬用ペーストの味に少しずつ慣れる

犬用ペーストを使う場合は、表示の使用方法に従って少量から試します。指を近づけると噛むおそれがある犬へ、無理に指からなめさせないでください。
味の好みは犬によって違います。嫌がる製品を塗って我慢させるより、無理なく受け入れられる方法を選びます。参考:ライオンの歯磨きステップ。
ステップ5|安全にできるならシートで数本ふく

口へ触れられ、指を近づけても安全な犬では、歯みがきシートをしっかり指に巻き、見えやすい歯の外側をやさしくふく方法があります。
シートを噛んだり引っ張ったりしたら中止し、飲み込ませないように注意します。指を口へ入れる方法が合わない犬もいるため、必ず通るべき段階とは考えないでください。
ステップ6|歯ブラシを1本の歯へ短く当てる

ブラシを見ても平気で、口へのタッチにも慣れたら、見えやすい外側の歯1本へ毛先を軽く当てます。最初は一度触れて離すだけでもよいので、少しずつ小さく動かしてみましょう。
受け入れられるようになってから本数や範囲を増やします。何日で次へ進むかは決めず、前の段階で落ち着いていられるかを目安にしてください。
ふき取りから始めたいときのシートの一例

指に巻いて歯の表面をふき取る、使い捨ての歯みがきシートです。シートは140×150mmで、2種類の網目が交互に並ぶストライプ構造を採用しています。
歯ブラシが届く細かな部分まで同じように清掃できるわけではありません。指を口へ近づけても安全に受け入れられる犬に使い、噛む・引っ張る様子があれば中止します。
商品名:ライオン PETKISS 歯みがきシート 無香料 30枚
顔を背ける・体が固くなるサインで休憩する

顔をそらす、後ずさる、体が固くなる、うなるなどの反応が出たら、手を止めて距離を取ります。明確に噛むまで待たず、早めに切り上げましょう。
前日できたからといって、その日も同じようにできるとは限りません。次回は時間や刺激を減らし、犬が楽にできていた段階から再開します。
できたところで終え、毎日の習慣へつなげる

「あと少し」と長引かせず、穏やかに終われた経験を残します。口の一部を清掃できるようになったら、少しずつ外側全体へ広げ、日々のケアへつなげましょう。
怖がり方が強い、飼い主さんが噛まれそうで不安、練習を続けても進められないときは、動物病院で実演や行動面の相談を受ける方法があります。
よくある質問
何日で歯磨きに慣れますか?
一律の日数はありません。犬の経験や口の状態によって変わるため、日数よりも各段階で落ち着いていられることを優先します。
歯ブラシを噛む犬はどうすればいい?
かじらせながら続けず、いったん手を止めます。破損や誤飲を防ぎ、噛むおそれがある場合は獣医師に合う方法を相談しましょう。
歯磨きがまだできない間は何もしなくていい?
口の状態を診てもらい、今できる清掃や補助用品を相談しましょう。口に触れる練習だけでは十分な歯垢除去にならないため、ケア全体を考えることが大切です。
まとめ
犬が歯磨きを嫌がるときは、痛みの有無を確認したうえで、口の外側へのタッチから少しずつ練習します。道具を見る、味を試す、歯に触れる工程を分け、嫌がる前に終えましょう。毎日のお手入れを目指しつつ、犬と飼い主さんの双方が安心して続けられる方法を選んでください。
犬の歯磨き頻度と基本の手順はこちら / デンタルケア用品の比較はこちら
参考情報・商品情報
商品情報確認日:2026年9月6日。仕様・在庫・販売条件は変更される場合があります。