犬猫の暮らし・豆知識
犬が留守番中に快適に過ごせる部屋づくり|温度・水・居場所を確認
もふもふ🐾日和 編集部
2026/8/30
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「留守番中、犬はいつもどこで過ごしているんだろう?」
「エアコンや水はどう準備しておけばいい?」
仕事や買い物などで愛犬に留守番をお願いするとき、留守番時間と同じくらい大切なのが部屋の環境です。
飼い主さんがいるときなら、暑そうなら室温を調整したり、水をこぼしたら入れ直したりできます。
でも、留守番中はすぐに対応できません。
だからこそ外出前に、
温度・水・安心して休める場所・トイレ・安全対策
などを確認しておくことが大切です。
この記事では、犬が留守番中もできるだけ落ち着いて過ごせるように、部屋づくりでチェックしておきたいポイントを紹介します。
留守番できる時間そのものが気になる場合は、こちらも参考にしてください。
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犬は何時間くらい留守番できる?留守番前に準備しておきたいこと
犬の留守番環境でまず確認したいこと

犬の留守番環境を整えるときは、「ベッドと水があれば大丈夫」と考えるのではなく、留守番中に起こりそうなことを想像してみるのがポイントです。
たとえば、水皿を倒してしまったらどうなるでしょうか。
日差しが入って午後から室温が上がったら?
退屈して、普段は触らないコードやゴミ箱に興味を持ったら?
飼い主さんがいると問題にならないものでも、数時間ひとりになると状況が変わることがあります。
RSPCAも、犬には快適で静かな休息場所、安全に逃げ込める場所、定期的なトイレの機会、危険物のない環境が必要だとしています。
外出前には、犬の目線まで下がって部屋を見回すくらいの気持ちで確認してみましょう。
留守番中の室温を快適に保とう

留守番中の室温管理で注意したいのは、エアコンの設定温度=犬がいる場所の温度とは限らないことです。
窓際は日差しで暖まりやすく、床付近と人の目線の高さでも温度差が生まれることがあります。
そのため、
「エアコンを○℃に設定したから大丈夫」
だけではなく、犬が普段休んでいる場所に温湿度計を置き、実際の環境を確認すると分かりやすくなります。
犬の快適さは、犬種や毛量、年齢、体格、健康状態によっても変わります。
特に子犬やシニア犬、暑さが苦手な犬では、いつも以上に室内環境へ気を配りましょう。
PDSAも、留守番させる場所について、適切な温度を保ち、安全で快適なベッドを用意するよう勧めています。
夏の留守番は暑さ対策をしっかり

夏の留守番では、室温が上がりすぎない環境を作ることが重要です。
外出時に涼しくても、昼になると窓から日差しが入り、室温が上がることがあります。
遮光カーテンなどで強い直射日光を抑えたり、エアコンを利用したりしながら、犬が過ごす場所の温度を確認しましょう。
また、犬は人間のように全身から汗をかいて体温を調整することが得意ではなく、主にパンティングなどで体温を調整します。AKCも、暑い環境では十分な新鮮な水と涼しい環境を確保する重要性を説明しています。
「少し暑いくらいだから大丈夫」と考えず、留守番中に気温が上がる可能性まで考えて準備することが大切です。
冬は寒さと乾燥にも注意

冬も、犬が長時間過ごす場所の環境を確認しましょう。
犬種によって寒さへの強さは異なりますし、子犬やシニア犬では体温調節に配慮した方がよい場合もあります。
犬用ベッドや毛布を用意し、冷たい床に長時間直接触れなくても休める場所を作っておくと安心です。
ただし、暖房器具の近くに犬が自由に近づける状態では、やけどやコードへのいたずらなど別の危険も考えられます。
暖かさだけでなく、安全性もセットで確認するようにしましょう。
水はいつでも飲めるように準備する

留守番中も、犬が好きなタイミングで新鮮な水を飲める状態にしておきます。
外出前には水を入れ替え、
量が十分か、容器が安定しているか、犬が自由に近づける位置か
を確認しましょう。
特に数時間の留守番では、途中で水皿を倒してしまう可能性も考えておきたいところです。
水をよくこぼす犬なら、安定した重めの器や固定できるタイプを使ったり、可能であれば水飲み場を2か所に用意したりする方法もあります。
「朝たっぷり入れたから大丈夫」ではなく、留守番中にも水を飲める状態が続くかまで考えて準備しましょう。
水皿をひっくり返す犬は置き方も工夫しよう

水皿で遊んだり、前足を入れたりしてしまう犬もいます。
飼い主さんが家にいるときならすぐに入れ直せますが、留守番中に全部こぼしてしまうと困ります。
そんな場合は、滑りにくいマットの上へ置く、底が広く安定した器にする、サークルへ固定できる給水器を検討するなど、愛犬の使い方に合わせて工夫してみましょう。
ただし、新しい給水器へ突然切り替えると上手に飲めない犬もいます。
留守番で初めて使わせるのではなく、飼い主さんがいるときに問題なく飲めることを確認しておくのがおすすめです。
安心して休める居場所を作ろう

犬は留守番中の多くの時間を休んで過ごすことがあります。
そのため、安心して眠れる場所を作っておくことも大切です。
いつも使っている犬用ベッドやマット、クレートなど、犬自身が落ち着いて休める場所を残しておきましょう。
RSPCAでは、犬が邪魔されずに休める、快適で乾燥した静かな場所を用意することを勧めています。
留守番のときだけ突然知らない部屋へ移動させるより、普段から「ここにいると落ち着く」と感じている場所を使う方が自然です。
クレート・サークル・フリー留守番はどれがいい?

「留守番中はクレートがいいの?それとも部屋を自由にした方がいい?」
と迷う方もいるでしょう。
これは犬によって異なります。
クレートが安心できる寝床として身についている犬もいれば、サークルの中でベッド・水・トイレを分けた方が過ごしやすい犬もいます。
室内を自由にできる犬でも、誤飲やいたずらの心配がある場合は、安全な一室だけに行動範囲を限定する方法もあります。
AKCも、安全な場所としてクレートやペンなどを使い、犬がそこを罰ではなく落ち着ける場所として感じられるよう慣らすことを勧めています。
ただし、クレートへ入れたまま一日中過ごさせる前提にはしないようにしましょう。
トイレを我慢しすぎない環境にする

留守番時間が長くなる場合は、トイレについても考えておきましょう。
室内トイレを使える犬なら、寝床や水飲み場とは少し離れた位置に、いつでも利用できるトイレスペースを用意します。
普段は外でしか排泄しない犬の場合は、留守番時間によって途中で誰かに散歩へ連れて行ってもらう必要があるかもしれません。
RSPCAも、犬には定期的に排泄する機会が必要だとしています。
「今まで我慢できたから」と考えず、年齢や体調の変化も見ながら環境を見直しましょう。
誤飲・いたずらにつながるものを片付ける

留守番前には、犬が届く場所に危険なものがないかチェックします。
電気コード、薬、食べ物、ビニール袋、ティッシュ、小さな雑貨、洗剤など、犬が口にすると危険なものは手の届かない場所へ移しましょう。
AKCでも、植物やゴミ、掃除用品などの危険物をペットが届かない場所へ片付けることを勧めています。
普段はいたずらをしない犬でも、留守番中の退屈や不安から、いつもと違う行動をする可能性があります。
「今まで触ったことがないから大丈夫」ではなく、「もし触っても事故にならない部屋」にしておく方が安心です。
コードやゴミ箱、観葉植物にも注意

意外と見落としやすいのが、普段から部屋に置いているものです。
スマートフォンの充電コードや延長コード、ふたのないゴミ箱、低い場所に置いた観葉植物なども、留守番中には注意したいポイントです。
コードは犬が届かない位置にまとめ、ゴミ箱はふた付きのものや犬が入れない場所へ。
観葉植物については、犬が口にすると問題になる種類もあるため、犬が触れない位置へ移動するか、置いている植物が犬にとって安全か事前に確認しておきましょう。
部屋を整えるときは、人にとっておしゃれかだけでなく、犬にとって安全かという視点も持っておきたいですね。
退屈しにくいおもちゃを用意する

留守番中の退屈対策として、安全に使えるおもちゃや知育トイを用意する方法があります。
フードや少量のおやつを中に入れ、犬が考えながら取り出すタイプなら、ひとりで過ごす時間の刺激にもなります。
PDSAも、犬がひとりの時間を過ごすために、犬が安全に使える知育トイなどを活用する方法を紹介しています。
ただし、初めてのおもちゃをそのまま留守番中に渡すのは避けましょう。
壊して破片を飲み込まないか、夢中になりすぎないかなどを、必ず飼い主さんがいる状態で確認してから使います。
外の音や光が気になる犬への工夫

犬によっては、窓の外を人や犬が通るたびに吠えたり、インターホンや外の音に反応したりすることがあります。
その場合は、犬が外を見続けなくてもよいように家具の配置を変えたり、カーテンを利用したりする方法があります。
一方で、完全に暗くしたり、普段と大きく違う環境へ変えたりすると落ち着かない犬もいます。
留守番中だけ特別な部屋にするのではなく、普段から愛犬が落ち着いている環境をベースに少しずつ調整するのがおすすめです。
留守番中の様子を見て環境を調整しよう

留守番環境を整えても、
「本当にこのベッドで寝ているのかな?」
「水はちゃんと飲めている?」
「窓の外に反応して吠えていない?」
と気になりますよね。
実際には、飼い主さんが想像している場所とは違うところで休んでいることもあります。
AKCが紹介する研究でも、留守番中の犬には、休む・ドア付近で過ごすなど個体によって行動の違いが見られています。
愛犬が実際にどこで過ごし、どの時間帯に動いているのかが分かれば、
ベッドの位置を変える
水をもう1か所増やす
窓から離れた場所を休憩スペースにする
など、より愛犬に合った環境へ調整できます。
見守りカメラがあると確認しやすい

留守番中の様子を確認する方法のひとつが、ペット用の見守りカメラです。
スマートフォンなどから室内を確認できれば、
犬がどこで寝ているのか、落ち着いて過ごしているのか、いつ頃動き始めるのかなどを知る手がかりになります。
見守りカメラは、犬を長時間留守番させるための道具ではありません。
「今の留守番環境が愛犬に合っているかを確認するための補助アイテム」
として使うのがおすすめです。
Furboなど犬向けに作られた見守りカメラのほか、Amazon・楽天市場でもさまざまなタイプが販売されています。
機能や選び方はこちらの記事で詳しく比較します。
関連記事
犬の見守りカメラおすすめ|留守番中の様子を確認できるカメラを比較
留守番前のチェックリスト

最後に、外出前に確認したいポイントをまとめます。
確認する場所 | チェックしたいこと |
|---|---|
室温 | 留守番中も犬が快適に過ごせるか |
水 | 十分な量があり、倒れにくいか |
寝床 | 安心して休める場所があるか |
トイレ | 必要なときに使えるか |
床・棚 | 誤飲につながる物がないか |
コード類 | 犬が噛めない状態になっているか |
ゴミ箱 | 犬が中身を取り出せないか |
おもちゃ | 留守番中も安全に使えるものか |
窓まわり | 日差しや外の刺激が強すぎないか |
留守番時間 | 愛犬に無理のない時間か |
毎回すべてを一から準備する必要はありません。
普段から「留守番しやすい部屋」を作っておけば、外出前の確認も簡単になります。
まとめ|愛犬に合わせて安心できる留守番環境を整えよう

犬が留守番中に快適に過ごすためには、留守番時間だけでなく部屋の環境も大切です。
室温を整え、新鮮な水を用意し、安心して眠れる居場所を作る。
トイレを使えるようにし、誤飲につながるものを片付け、安全に使えるおもちゃを準備する。
ひとつひとつは小さなことですが、こうした準備が留守番中の安心につながります。
そして忘れたくないのが、
「飼い主さんが快適だと思う部屋と、犬が落ち着いて過ごせる部屋は必ずしも同じではない」
ということです。
愛犬が普段どこで寝ているのか、留守番中にどんな行動をしているのかも確認しながら、その子に合った環境へ少しずつ整えていきましょう。
留守番中の様子が分からず気になる場合は、見守りカメラを使って実際の過ごし方を確認するのもひとつの方法です。
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