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犬猫の暮らし・豆知識

ドッグフードを切り替える方法|愛犬の負担を抑えて少しずつ変えるコツ

もふもふ🐾日和 編集部

2026/8/23

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愛犬の年齢や体調が変わったとき、今までのフードを食べなくなったときなど、ドッグフードの変更を考える機会があります。

しかし、新しいフードを気に入ってくれそうだからといって、最初からすべて入れ替えるのは避けたいところです。

急にフードを変更すると、慣れない味や香りに戸惑って食べなかったり、便がゆるくなったりすることがあります。

ドッグフードの切り替え方の基本は、これまでのフードに新しいフードを少量ずつ混ぜ、愛犬の様子を確認しながら割合を増やすことです。

この記事では、1週間ほどかけて切り替える場合の配分例や、食欲・便・体調を確認するときのポイントを紹介します。

愛犬のペースに合わせて、無理のない切り替えを進めていきましょう🐾

ドッグフードはなぜ少しずつ切り替えるの?

犬は、これまで食べていたフードの味や香り、粒の形、食感に慣れています。

新しいフードへ急に変更すると、味や香りの違いに戸惑い、食べなくなることがあります。

また、原材料や脂質、食物繊維などの配合が変わることで、便がやわらかくなったり、嘔吐や下痢が見られたりすることもあります。

環境省の飼い主のためのペットフード・ガイドラインでは、これまでのフードに新しいフードを少しずつ混ぜ、1週間ほどかけて切り替える方法が案内されています。

また、WSAVAの栄養評価ガイドラインでも、7~10日ほどかけて徐々に変更することで、消化器の不調が起こりにくくなる可能性が示されています。

すべての犬が同じペースで切り替えられるわけではありません。愛犬の食べ方や体調を確認しながら進めることが大切です。

切り替える前に確認しておきたいこと

新しいドッグフードを開封する前に、次の項目を確認しておきましょう。

  • 愛犬の年齢やライフステージに対応しているか

  • 毎日の主食として与える場合は総合栄養食か

  • 食物アレルギーが疑われる原材料が含まれていないか

  • 100gあたりのカロリー

  • 体重に応じた1日の給与量

  • 粒の大きさや硬さ

  • 開封後の保存方法

  • これまでのフードが切り替え期間分残っているか

新しいフードへの切り替えを始めてから、これまでのフードが途中でなくなると、予定より早く全量を変更しなければならないことがあります。

少なくとも1週間ほど混ぜられる量を残してから、切り替えを始めると安心です。

療法食を与えている場合や、持病の治療中の場合は、一般的な方法で変更せず、かかりつけの獣医師に相談してください。

ドッグフードの基本的な切り替え方

健康な成犬の場合は、1週間ほどかけて新しいフードの割合を増やしていく方法が一般的です。

目安として、次のように進めます。

1~2日目

  • これまでのフード:75%

  • 新しいフード:25%

最初は新しいフードを少量だけ混ぜます。

食べる速さや残し方、食後の様子、便の状態を確認しましょう。

3~4日目

  • これまでのフード:50%

  • 新しいフード:50%

問題なく食べられている場合は、2種類のフードを同じくらいの割合にします。

便が少しやわらかくなった場合は、無理に次の段階へ進めず、現在の割合を続けながら様子を確認します。

5~6日目

  • これまでのフード:25%

  • 新しいフード:75%

食欲や便の状態に問題がなければ、新しいフードを多めにします。

この段階でも、食べる量や元気、嘔吐の有無などを確認してください。

7日目以降

  • 新しいフード:100%

体調に変化がなければ、新しいフードだけに切り替えます。

7日間はあくまで目安です。お腹が敏感な子や、食べ慣れるまでに時間がかかる子は、さらにゆっくり進めても構いません。

混ぜる量はそれぞれの給与量から計算しよう

ドッグフードは、商品によってカロリーや1日の給与量が異なります。

そのため、これまでのフードと新しいフードを、同じ重さで置き換えればよいとは限りません。

それぞれのパッケージに記載されている1日の給与量を確認し、その量を基準に割合を計算しましょう。

例えば、次のような場合を考えます。

  • これまでのフードの給与量:1日80g

  • 新しいフードの給与量:1日60g

切り替え初日に「これまでのフード75%・新しいフード25%」を与える場合は、次の量が目安になります。

  • これまでのフード:80g×75%=60g

  • 新しいフード:60g×25%=15g

  • 合計:75g

単純に80gの25%を新しいフードへ置き換えるのではなく、それぞれの給与量を基準にするのがポイントです。

給与量はあくまで目安なので、愛犬の体重、体型、運動量、おやつの量なども確認しながら調整しましょう。

切り替え中に確認したい愛犬の変化

切り替え中は、新しいフードを食べたかどうかだけでなく、愛犬の様子を全体的に確認します。

特に見ておきたいのは、次の項目です。

  • 食欲や食べる量

  • 食べる速さや残し方

  • 便の硬さ、色、量、回数

  • 嘔吐や吐き戻しの有無

  • 元気や活動量

  • 皮膚の赤みやかゆみ

  • 体重や体型の変化

  • 水を飲む量の大きな変化

WSAVAの栄養評価ガイドラインでも、食事内容を変更したときは、食欲、体重や体型、便の状態、嘔吐、活動量などを家庭で確認することが推奨されています。

毎日の変化を判断しにくい場合は、便の状態や食べた量を簡単に記録しておくと比較しやすくなります。

新しいフードを食べないときはどうする?

新しいフードを混ぜた途端に食べなくなった場合は、切り替えの割合が多すぎた可能性があります。

まずは新しいフードの割合を減らし、食べられていた段階まで戻してみましょう。

次の点も確認します。

  • 新しいフードの賞味期限や保存状態

  • 粒が大きすぎたり硬すぎたりしないか

  • おやつやトッピングを食べすぎていないか

  • 食事の時間や場所が大きく変わっていないか

  • 暑さや環境の変化で食欲が落ちていないか

  • 口の痛みや体調不良が隠れていないか

香りを感じやすくするために、少量のぬるま湯を加える方法もあります。

ただし、食べないたびにトッピングを増やすと、トッピングがないと食べなくなることもあります。次々と別の食材を加える前に、食べない原因を確認しましょう。

食欲不振が続く、元気がない、水も飲まない、体重が減るといった場合は、フードの好みだけが原因とは限りません。早めに動物病院へ相談してください。

軟便・下痢・嘔吐が見られたときの対応

切り替え中に便がやわらかくなった場合は、新しいフードの割合を増やすのをいったん止めます。

直前まで問題なく食べられていた割合に戻し、便や食欲の状態を確認しましょう。

一度だけ便がやわらかくなったからといって、必ずしも新しいフードが合わないとは限りません。食べすぎ、おやつ、気温、緊張など、ほかの原因が影響することもあります。

ただし、次のような変化が見られる場合は、自己判断で切り替えを続けず、動物病院へ相談してください。

  • 下痢や嘔吐を繰り返す

  • 便や吐いたものに血が混じる

  • 食欲や元気が明らかに落ちている

  • お腹を痛がる様子がある

  • 水を飲めない、またはすぐに吐いてしまう

  • 皮膚の赤みや強いかゆみが出た

  • 子犬やシニア犬、持病のある犬に体調変化が見られた

症状の原因がフードとは限らないため、気になる変化が続く場合は獣医師に確認することが大切です。

ドッグフードの切り替えで避けたいこと

愛犬の負担を抑えるために、次のような切り替え方は避けましょう。

最初からすべて新しいフードにする

食べ慣れていないフードへの急な変更は、食欲低下や消化器の不調につながることがあります。

カロリーを確認せず同じ量を与える

商品が変わると、同じ重さでも摂取カロリーが変わる場合があります。

これまでと同じグラム数をそのまま与えず、新しいフードの給与量を確認しましょう。

おやつやトッピングも同時に変更する

複数の食べ物を一度に変更すると、体調に変化が起きたときに原因を判断しにくくなります。

切り替え期間中は、できるだけほかの食事内容を変えないようにしましょう。

便がゆるくても予定どおり進める

1週間という期間にこだわり、体調の変化を無視して割合を増やす必要はありません。

愛犬の様子に合わせて、同じ割合を数日続けたり、前の段階へ戻したりしながら調整しましょう。

これまでのフードを使い切ってから始める

古いフードが残っていなければ、少しずつ混ぜることができません。

新しいフードを購入するときは、切り替えに必要な分の古いフードを残しておきましょう。

子犬・シニア犬・持病のある犬は特に慎重に

子犬やシニア犬は、食事量の減少や体調の変化による影響を受けやすいことがあります。

子犬用から成犬用へ変更するときや、成犬用からシニア用へ変更するときも、年齢だけで判断せず、体重、体型、活動量、食べ方などを確認しましょう。

次のような場合は、切り替える前に獣医師へ相談すると安心です。

  • 療法食を与えている

  • 食物アレルギーが疑われている

  • 消化器や腎臓などの持病がある

  • 薬やサプリメントを使用している

  • 最近、下痢や嘔吐があった

  • 体重が急に増減している

  • 食欲が安定していない

特に療法食は、病気や体調に合わせて栄養が調整されています。飼い主の判断だけで別のフードへ変更しないようにしましょう。

新しいフード選びに迷ったときは比較してみよう

ドッグフードの切り替えを成功させるためには、切り替え方だけでなく、新しいフードが愛犬に合っているかを確認することも大切です。

候補となるフードを、次の項目で比較してみましょう。

  • 対象年齢やライフステージ

  • 粒の大きさ、形、硬さ

  • 主な原材料

  • タンパク質や脂質などの成分

  • 100gあたりのカロリー

  • 1日の給与量

  • 内容量と保存方法

  • 1日あたりの費用

  • 購入方法や定期購入の条件

小型犬向けのフードとして検討されることの多い商品には、ミシュワンやモグワンなどがあります。

ミシュワンには成犬用、全年齢用のセミモイストタイプ、シニア犬用などがあり、モグワンには全年齢対応のフードやシニア用などがあります。商品内容は変更されることがあるため、購入前に対象年齢や最新情報を確認しましょう。

どちらを選ぶ場合も、最初からすべて入れ替えず、これまでのフードに少しずつ混ぜながら切り替えることが大切です。

関連記事:小型犬のドッグフードの選び方を見る →

ミシュワンとモグワンの違いを詳しく見る →

まとめ|愛犬の様子を見ながら無理なく切り替えよう

ドッグフードを変更するときは、これまでのフードに新しいフードを少しずつ混ぜ、1週間ほどかけて割合を増やしていく方法が基本です。

ただし、すべての犬が同じペースで切り替えられるわけではありません。

食欲、便の状態、嘔吐の有無、元気や体重などを確認し、変化が見られた場合は無理に次の段階へ進めないようにしましょう。

新しいフードのカロリーや給与量も確認し、それぞれの商品に合った量を計算することが大切です。

愛犬の様子に合わせてゆっくり進め、毎日の食事を安心して楽しめるフードへ切り替えていきましょう。