猫のお手入れ
猫の歯磨きは必要?始めるタイミングとお手入れの基本
もふもふ🐾日和 編集部
2026/9/6
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「猫も歯磨きをしたほうがいいの?」「大人になってからでは遅い?」と迷う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
猫の歯の表面に付く歯垢を取り除くには、日々のブラッシングが大切です。ただし、最初から口全体をみがこうとせず、口の状態を確認しながら短い練習を積み重ねましょう。
この記事では、始める時期と基本の手順を紹介します。口を痛がる猫は、慣らす練習より先に動物病院へ相談してください。
猫にも歯磨きは必要?毎日の清掃を目標に

猫の歯にも歯垢が付着します。歯ブラシでこまめに取り除くことは、家庭でできる大切なお手入れです。慣れてきたら毎日のブラッシングを目標に、落ち着ける時間を生活に組み込みましょう。
初日は数秒触れられただけでも構いません。ただし、触れる練習だけで十分に清掃できるわけではないため、徐々にみがける範囲を増やします。参考:International Cat Careの歯磨き案内。
歯垢・歯石と、歯磨きだけでは防げない病気

やわらかな歯垢と、硬く付着した歯石は違います。すでに付いた歯石を、家庭で強くこすったり器具で削ったりしないでください。必要な処置は獣医師が判断します。
猫には歯の吸収病変など、歯磨きだけですべてを防げるわけではない病気もあります。「みがいているから受診不要」と考えず、定期的に口を診てもらいましょう。参考:コーネル大学の猫の歯科疾患解説。
子猫は口の外側に触れる練習から

子猫のうちは、頬をなでる、口元へ一瞬触れるといった練習から始めます。眠っているところを急に起こさず、起きて穏やかに過ごしているときを選びましょう。
永久歯への生え替わりは生後6か月ごろまでに進みますが、口の違和感には個体差があります。歯ぐきが敏感な時期は無理にみがかず、健診で開始方法を相談してください。参考:Cats Protectionのデンタルケア案内。
成猫からでも、受け入れられる段階を探す

大人になってからでも、口の外側へのタッチや道具を見せる練習から始められます。過去の経験や性格によって進み方が違うので、年齢だけで諦める必要はありません。
まずは健診で痛みや炎症がないかを確認すると安心です。保護されたばかりの猫などは、新しい家と人に慣れる時間も大切にし、急いで口へ手を入れないようにします。
猫の口に合う歯ブラシと猫用ペーストを用意

小さくやわらかなヘッドの猫用歯ブラシと、必要に応じて猫に使えるペーストを用意します。タオルは足元をすべりにくくしたり、普段の居場所に敷いたりするために使います。
人用の歯磨き粉は使いません。猫用と書かれていても、対象や原材料、使用方法を確認しましょう。味が苦手なら無理に付けず、道具そのものに慣れるところから進めます。
姿勢は猫が落ち着けて、離れられる形に

いつものマットや飼い主さんのそばなど、猫が安心しやすい場所を選びます。抱っこが苦手な猫を膝へ固定せず、座った姿勢のまま短く取り組んでも構いません。
首の後ろをつかんだり、体を強く押さえ込んだりしないようにしましょう。飼い主さんの手元が見えて、猫が落ち着ける向きを探すことが続けやすさにつながります。
道具を見せる・においを確かめるところから

歯ブラシをすぐ口へ向けず、少し離して見せます。猫が自分からにおいを確かめられたら、道具を片付けてほめるだけでもよい練習になります。
次に、頬へのタッチや唇を少し持ち上げる動きを別々に試します。一度に全部進めず、顔を背けたり体が固くなったりしたら、前の段階へ戻りましょう。
最初は見えやすい歯の外側を1本だけ

唇をそっと持ち上げ、見えやすい歯の外側へ毛先を軽く当てます。大きく口を開かせる必要はありません。少しできたら手を離して終えましょう。
歯ぐきの中へブラシを押し込まず、歯と歯ぐきの境目をやさしく小さく動かします。痛そうな反応や出血があれば中止してください。参考:Cats Protectionの歯磨き手順。
慣れたら外側の歯へ少しずつ範囲を広げる

1本へのタッチを落ち着いて受け入れられるようになったら、隣の歯、反対側と少しずつ増やします。最初から奥まで届かせようとして口をこじ開けないようにしましょう。
できない場所が残るときは、健診で当て方を見せてもらいます。「長くみがく」ことより、軽い力で必要な範囲を清掃することを目指してください。
小さな口に合わせる歯ブラシの候補

猫も対象の、極薄ヘッドとやわらかな超極細毛を備えた歯ブラシです。小さな口の外側の歯へ毛先を当てるための候補になります。
猫の口に合うかを確認し、毛先は軽く当てます。噛み癖がある猫には使用せず、ブラシをかじらせながら続けないでください。
商品名:ライオン PETKISS デンタルブラシ コンパクト
商品情報:メーカー公式ページ
画像は公式の形状・配色を参考に作成した使用イメージです。実物の表示・細部は販売ページでご確認ください。
使った歯ブラシは洗って乾かす

使用後は汚れを洗い流し、風通しのよい場所で乾かします。毛先の広がりや本体の傷、かじった跡があれば、そのまま使い続けないでください。
多頭飼いでは猫ごとに用意し、共用しないようにします。猫がおもちゃにしてしまわない場所へ保管し、準備と片付けまで毎日の流れに入れておきましょう。
シニア猫は年齢より口の状態に合わせる

高齢だから一律に歯磨きをやめるのではなく、歯や歯ぐきの状態、体勢の負担に合わせて方法を調整します。長時間の姿勢保持が苦手なら、短く区切る工夫もできます。
今まで平気だった猫が急に嫌がる場合は、性格の変化だけと決めつけません。痛みがないかを診てもらい、家庭でのケアを再開してよいか確認しましょう。
食べていても、口臭やよだれの変化に注意

猫は口に痛みがあっても食べ続けることがあります。口臭、よだれ、食べ物を落とす、片側でかむ、口を前足で気にするなどの変化を見逃さないようにしましょう。
食べられない、強く痛がる、顔が腫れる、出血が続く場合は早めに動物病院へ連絡します。家庭で無理に口を開けて調べる必要はありません。参考:コーネル大学の症状解説。
よくある質問
何歳までに始めないといけませんか?
一律の締め切りはありません。子猫では外側へのタッチから、成猫では口の状態を確認してから、受け入れられる練習を始めましょう。
ドライフードを食べていれば歯磨きは不要?
通常のドライフードだけで歯垢の清掃が十分になるとは考えません。毎日のケアと、必要に応じた補助用品を組み合わせます。
1日できなかったら長くみがくべき?
埋め合わせで長時間行わず、いつものやさしいケアへ戻してください。繰り返し難しいときは時間帯や段階を見直します。
まとめ
猫の歯磨きは、毎日を目標にしながら短い練習から始めましょう。子猫も成猫も、口の外側へのタッチから進め、痛みがあるときは受診を優先します。歯磨きと定期的な口のチェックを組み合わせ、愛猫に合った習慣を育ててください。
参考情報・商品情報
商品情報確認日:2026年9月6日。仕様・在庫・販売条件は変更される場合があります。